今年の夏も暑い日が続きますね。
人の体温よりも高い気温が、2週間以上連続で続いています。
エアコンがあるにもかかわらず、「もったいない」といった理由でエアコンを使うのをためらいその結果、熱中症になり病院に搬送されている方が増えています。
なので、積極的にクーラーを活用し、熱中症対策をしましょう。
とはいえ、クーラーを使うと必ず気になるのが・・・『電気代』です。
夏や冬のエアコンをよく使う時期の電気代は、できるだけ抑えたいですよね。
そこで本記事では、ムリなくエアコン(クーラー)の電気代を抑える方法・より効率的に部屋を冷却する方法を紹介していきます。
エアコンを1ヶ月つけっぱなしだと電気代は上がる?
クーラーは運転中、もちろん電気を消費し続けます。
空気の入れ替えや少しの外出中にエアコンの電源を「つけっぱなし」と「こまめにオン・オフ」するのとでは、どちらがエアコンの電気代が安くなるのでしょう?
正解は・・・・
「つけっぱなし」の方がはるかに電気代が安くなります!
「つけっぱなし」と「こまめにオン・オフ」でどれほど電気代の差が出るか
「つけっぱなし」と「こまめにオン・オフ」でどれほど電気代の差が出るか比較してみました。
電気代の比較条件はこちら⇩
真夏の日中(午前7時~午後7時)の時間帯で、コロナウイルス対策で30分に1回5分間の換気タイムを設けます。
設定温度は26度。
「つけっぱなし」の場合、1日のエアコンの電気代は157.1円
「こまめにオン・オフ」の場合、1日のエアコンの電気代は202.8円
エアコンは「つけっぱなし」の方が1日あたり約45.7円安くなることがわかりました。
1ヶ月に換算すると1,371円の節約になります。
日中はおうちに居る、という方はぜひエアコンの使い方を参考にしてくださいね。
エアコンの電気消費が抑えられる理由
エアコンをこまめにオン・オフするよりも「つけっぱなし」の方が電気代を抑えられます。
・エアコンは電源を入れた直後が一番電力を多く消費するので「つけっぱなし」の方が消費電力を抑えられる。
・室内の上昇も抑えられて快適な湿度に保たれるので「省エネ」面でも「快適性」面でもつけっぱなしの方がよいでしょう。
エアコンの電源を切るボーダーラインは?
こまめにエアコンの電源をオン・オフするよりも、つけっぱなしの方が電気代が節約できることがわかりましたが、家を空ける時間がどれくらいあると電源を切った方がよいのでしょうか?
答えは、「30分以上家を空ける場合は電源を切った方が良い」です。
30分以内のお出かけならつけっぱなし、30分以上ならエアコンの電源を切ると節約になります。
節約しながらエアコンの効きをよくする方法
エアコンの電源のオン・オフ以外にもエアコンの効きを良くしたり、より部屋を涼しくする方法があります。
- エアコンと扇風機を併用する
- 室外機を手入れする
- フィルタ―をこまめに掃除する
- 設定温度・風量・風向きを調節する
エアコンと扇風機を併用する

エアコン1台であまり部屋が涼しくならない場合、扇風機を併用して使うことをオススメします。
エアコンに向かって扇風機を使うことで部屋中に冷たい空気を届けることができます。
室外機を手入れする

意外と見落としがちなのがエアコンの「室外機」です。
室外機にはホコリやゴミが溜まりやすく、『エアコンの効きが悪くなる』原因にもなります。
また、夏は室外機への直射日光も気を付けなければなりません。
直射日光で室外機内の温度が上がると放熱がうまくいかず、冷房の効き目が悪くなります。
対策として『室外機カバー』を付けることをオススメします。
1,000円以下でできる改善方法なので、エアコンの室外機に直射日光が当たるお家の方はぜひ試してみてください。
フィルタ―をこまめに掃除する
エアコン内のフィルタ―にホコリがつまったままでは、冷房の効きが悪くなるうえにムダに電力も消費してしまいます。
フィルタ―の清掃期間は汚れ具合によって変わってくるので、あなたのお部屋のフィルタ―がどれくらいの期間で汚れるのかをしっかり把握しましょう。
ホコリがついたままの風を受けるのが嫌なので、必ず定期的に掃除しています。
設定温度・風量・風向きを調節する
エアコンの電気代を節約したい場合、温度を少し高めに設定すると節約できます。
「冷房の設定温度を1℃上げると約13%の節電になる」と言われています。
逆に温度を下げると13%消費電力が上がります。
とはいえ、節約のためと我慢してまで温度を上げると熱中症の危険があります。
環境省では省エネのための目安として、夏のエアコンは28℃を目安にするよう呼びかけていますが、自分の体調と相談して温度を決めましょう。
また、冷たい空気は上に溜まるので、風向きを水平にするとムラなく冷房できます。扇風機との併用もオススメです。
それでも電気代を節約できない場合
今までの内容を試しても上手くいかない場合、もしかしたらエアコンが古いのかもしれません。
エアコンを10年以上お使いの場合は、買い替えることで『節約・冷却力アップ』を狙えます。
エアコンは年々、省エネ性能に優れたものが発表されており、10年前の商品と比べると8%以上の電力の節約ができます。
最新のエアコンでは人口知能が組み込まれたものもあり、人の動きを感知して自動的に効率よく冷やしてくれるものもあります。
エアコンを10年以上お使いの場合は、買い替えを検討してみては?
10年も時が経てば、テクノロジーの進化はすごいですからね。
エアコンは自分で掃除できる【掃除方法とポイントを解説】