「ご飯はゆっくりよく噛んで食べようね」
子どものころ、こんな言葉をよく言われませんでしたか?
『ご飯をよく噛んで、ゆっくり食べる』という行為は、日々の幸福度を上げる1つの手段として、大人になっても習慣化したいことなんです。
『よくかむ&ゆっくり』で幸福感が増やせる
『かむ』という動作には、満腹感を与えてくれる効果があります。
それだけではなく、『かむ』ことでイライラを抑える効果もあり、これはセロトニンという神経伝達物質が関係しています。
セロトニンは別名『幸せホルモン』とも呼ばれていて、自律神経を安定させ心を落ち着かせる役割があります。
ガムを一定の速度で噛むことで、セロトニンの分泌が促されることは、実験で照明されています。
怒りやイライラは「アンガーマネジメント」でコントロールできる
『よくかむ&ゆっくり』は幸福感を増やす以外のメリットも
また、かむことでセロトニンを分泌させるだけでなく、消化酵素も分泌されやすくなり、消化吸収をうながしてくれ、胃に負担がかかりにくくなります。
もちろん、よく噛む・ゆっくり食べることは1年中行ってほしいことですが、暑い時期は特に胃に不調をきたしやすいので、自分の体に気を使ってあげましょう。
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『よくかむ&ゆっくり』でやせる!病気の予防になる!
逆にあまりかまない、すぐに飲み込む早食いは『食事時間が短くなる』くらいしかメリットがなくデメリットがあまりにも大きいのでいけません。
早食いのデメリット①
早食いをしていると、血糖値が急激に上がります。
血糖値が上がると、血糖値を下げるインシュリンの分泌が必要になります。
早食いを繰り返すことは血糖値の急上昇を頻繁に起こす、ということになるので、糖尿病予備軍のような状態になる確率が上がってしまいます。
糖尿病は現代病の1つに数えられているくらい、闘病者が多い病気です。
先天性の方もいますが、昔と比べ、食べ物のカロリーが高くなっていたり、やわらかいものばかり食べているのが原因の1つです。
糖尿病は『治る』『治らない』というものではなく、一生治療を続けながら血糖値をコントロールしていくことになります。
糖尿病、できれば避けたいですよね?
それを毎日の食事で、いつもよりかむことに集中するだけで糖尿病のリスクが軽減されるんですから、やらない理由がありません!
早食いのデメリット②
また、早食いは太る原因。
ヒトはかむことで満腹中枢が刺激され、満腹中枢が満たされることで「お腹いっぱい!」と感じます。
同じ量を食べているのに満腹と感じる人とそうでない人の差は、満腹中枢の刺激にあります。
コース料理や懐石料理などをイメージするとわかりやすいのですが、1皿ずつ運ばれてくる料理を時間をかけて味わっていると、それほど多くの量を食べていないのに、「デザートはもう入らない!」ってくらいお腹いっぱいになっていませんか?
あれもゆっくり食べることで、満腹中枢が満たされているからなんです。
『よくかむ&ゆっくり』でやせる!幸福感が増やせる!病気の予防になる!:まとめ
仕事の休憩中の食事となると、時間が限られているため、どうしても急いで食べがちですよね。
わたしは昼食の早食いを防ぐために、そもそもお昼ごはんを急いで食べなくてもいい量に減らしました。
最初の数日は「物足りないなぁ~」と思っていましたが、すぐに慣れましたよ。
昼食を減らすことで、昼休憩に余裕ができたので、その時間にブログを書き溜めたり、パワーナップ(短いお昼寝)を行うようになりました。
また、満腹になるまでお昼ご飯を食べないことで、午後からのパフォーマンスも上がっています。(これはパワーナップも大きく関係していますが)
・午後からの仕事は頭が回らない
・体が重い