子どもの忘れ物の多さに悩むなら!心理学で忘れ物を防ごう

保護者会などの親の集まりのなかで、よく話題にあがるものに『子どもの忘れ物が多い』があります。

子どもの忘れ物は量だけではなく、種類もさまざま。

・水筒を忘れたまま学校へ行った
・宿題が机に置きっぱなしだった
・提出日が過ぎたプリントがランドセルの底から出てきた
ランドセルを忘れて学校へ行った子や、サンダルで来てしまった・・・なんて子もいると聞きます。

子どもの忘れ物が多いと、『集中力が欠如しているのではないか』、『いつか大きな失敗をしてしまうかも・・・!?』と多くの親は心配になります。

また、あまりに度が過ぎると『もう諦めている』、『一度、心底恥をかかないと直らない』とあきらめの境地に達している人も。

子どもの忘れ物には特徴がある

子どもの忘れ物があまりにも多いと、『どこか精神的に悪い部分があるのでは・・・?』と不安になる方もいますが、子どもの忘れ物と大人の忘れ物をするメカニズムが少しばかり違っているのが原因なんです。


ヒトは、興味があることには注意が向いて記憶に残りやすく、また重要だと思っていることは思い出しやすくできています。

そして、大人と子どもでは、何に興味があって何が重要と思うかが違っているんです。


大人からすれば、学校の提出プリントや宿題が大事ですが、子どもからすれば、プリントや宿題よりも好きなテレビ番だったり、学校に1番に登校する方が大事なんです。

そのため、早く遊びに行きたかったり、みたいテレビがあったりと興味があることが最優先になるため、宿題や明日の準備は後回しになり、そのまま忘れてしまうんです。

子どもの忘れ物の多さに悩むなら!心理学で忘れ物を防ごう

子どもの忘れ物を減らしたいなら、もっとも有効な方法は『書くこと』です。

記憶は消えますが、書いたものは消えないので、見れば思い出すことが簡単だから。

そのため、チェックリストを用意しておくか、書き方を教えてあげましょう。

自分で書いたものは記憶として残るので、思い出すきっかけにもなるためです。

ちなみに、チェックリスト表は100均にも売ってますよ。可愛い柄やオシャレな柄もあるので、100均に行った際は一度探してみて!



学校への持ち物・習い事など、それぞれの行先や目的語とに持ち物ややることリストを作るのが効果的です。

それを目に付くところにおいておけば、有効な忘れ物防止になります。

忘れ物が多い子どもに対する親の心構え

『これで何回目!?』、『どうして忘れ物ばっかりするの!』と叱ってばかりの自分に自己嫌悪に陥る人も少なくありません。

子どもの側も『また怒られる』、『わざと忘れたんじゃないのに・・・』とビクビクしてしまいます。

これでは、親も子どもも疲れてしまいますよね。


最終的には子どもがみずから準備ができ、忘れ物をしなくなること。

これが習慣化できれば完璧ですよね。

そのために親がしてあげられることはなんでしょうか?


わたしから1つ言えることは、『忘れ物をしたらかわいそう』と親が先回りして準備して、確認して・・・と手助けしていると、いつまで経っても子どもは自力で準備ができる子にはならないということ。

だって、自分が用意しなくても、完璧に用意してくれる人がいるのに、わざわざやる必要を感じませんよね?

かといって、まるっと無視をしろ、なんて言いません。

子どもの忘れ物を減らすには、子供の成長の合わせて親が忘れ物を防ぐ工夫をしてあげます。

・3歳までは荷物の準備は親が中心。
・6歳からが親がフォローしながら準備や整頓
・10歳を境に自分の物は自分で用意させる
10歳から習慣化できるようになります。

ただし、この段階ではまだ完全に一人ではできません。

親の見守りが必要になります。

学校でのことはなかなか伝わってこないですよね。

宿題・明日の持ち物など、子どもの状況を親が把握するところから始めます。

子どもが宿題や持ち物の準備ができたら、終わった時点で親がチェックします。

このとき、大事な物や、よく忘れているものには、「チェックリストに色を付けたり、丸で囲んだりして目立たせておくと次は忘れないよ」とコツを伝えてあげてくださいね。

これに慣れてきたら、親が一から手を出さなくても、声掛けだけで持ち物の準備を進んでするように仕向けます。

それが習慣化されれば完璧です。

もし子どもが忘れ物をしたことに悲観的になっていたら、「次から気をつけたらいい」など、叱らずに励ましてあげましょう。

そしてできたときには少し大げさに「やればできる!」「すごい!」と声をかけてあげてください。

褒められると自信になり、自信が行動力に繋がります。

 




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