『ありがとうございます。』
感謝の気持ちを伝えるシンプルな言葉です。
笑顔と感謝は連鎖するので、素直に感謝の気持ちを伝えることはとても素晴らしい行為ですよね。
感謝の言葉を上手に伝えられると、人間関係もスムーズに築けます。
でも、目上の人に対して『ありがとうございます!』だけではいささか言葉が足りません。
『ありがとう』だけでは失礼に!?目上の人への感謝の言葉の伝え方とNG行為
『ありがとう』の伝え方には様々なバリエーションがあります。
・なぜありがとうと思ったのか
本記事では、様々なお礼事に関して、感謝のあとに付け加える言葉とNG行為を場面ごとに合わせて紹介しています。
感謝の言葉を自然に・素直に告げられる素敵な大人を目指しませんか?
頂き物をしたときの感謝の伝え方
〇〇は大好物なんです。
感謝の言葉と共に食べ物なら好物であることや、品物を褒めるとGoodです。
もっとライトな言葉で伝えたい場合は『いつもお世話になっています』でもベターです。
ご飯をごちそうになったときの感謝の伝え方
育ち盛りの男の子のようにモリモリ食べていなくても、相手に満足感が伝わるようなお礼の言葉を伝えましょう。
相手が対等な人の場合は『次回はぜひ、私にご馳走させてくださいね』と次は私が、と添えましょう。
身内がお世話になった時の感謝の伝え方
本人も心より感謝しております。
本人がどう感じているかも添えると、より言葉に深みが増しますよ。
席をゆずってもらった・ドアを開けてもらったときの感謝の伝え方
外でたまたま出会った親切な人。
もしかしたらもう二度と会うことはないかもしれない相手ですが、感謝の言葉はキチンと伝えるのが品格のある大人の姿です。
場面によっては、ありがとうございますの前に『恐れ入ります』を付け加えるとより恐縮するニュアンスを伝えられます。
TPOによって使い分けましょう。
目上の人へこんな『ありがとう』はNG行為
『ありがとう』とも『ごめんなさい』とも取れます。
ですが、『すいません』は決して丁寧な言葉ではありませんし、相手にも何も響かない言葉です。
どうせ口に出すのなら『ありがとう』を使いましょう。
相手をねぎらうときの感謝の伝え方とは
ねぎらうとは『感謝』を示すことで、主に目上から目下へ使われると言われがちですが実際はどうでしょうか?
場面やねぎらう相手によってどのような言葉を使うのが最適解か見ていきましょう。
目上の人に手伝ってもらった時の感謝の伝え方
たいへん勉強になりました。
目下から目上の人へねぎらいの気持ちを伝えたいときには『ご苦労様』は不適切ですよね。
『お力添えいただき』や『勉強になりました』などの別の言葉を使いましょう。
バスやタクシーを利用した時運転手さんへ感謝の伝え方
プロの運転手にはプロならではの技量があるのです。
安全で快適に移動ができたのですから、一言お礼を言いましょう。
宅配便のから荷物を受け取った後の感謝の伝え方
この先もお気をつけて。
暑い日も寒い日もどしゃぶりの日も、荷物を届けてくれる宅配員さんに感謝の言葉を伝えましょう。
再配達をお願いした場合は二度手間をかけさせています。
『お手数おかけしました』の気持ちも伝えましょう。
レストランの店員さんへの感謝の伝え方
素敵なお店に行って、お料理が美味しかったなら「この〇〇が(できれば具体的に)おいしいですと、厨房の方にお伝えください」と素直に言うのも良いでしょう。
こんなねぎらい方はNG行為!
高校生のアルバイトが社員へ使っても間違いではありません。
ただ、何かを教えてもらったり、相手の時間と手間を消費してくれたことに対して『お疲れ様』を使うのは不適切です。
手伝ってもらった具体的なことに対して『ありがとうございました』と伝えるのが正解です。
”色々”ってちゃんとわかってるの!?と思われてしまいますよ。
相手の労力を思いやるそれが『ねぎらい』です
最近、SNS上で『レストランではごちそうさまは言わなくてもいい?』という話題が上がりました。
質問をした方は、対価を払っているのだから感謝などしなくてもいい。
『お客”様”』とついているせいか、本来サービスを提供する側と受ける側は同等であるはずです。
気持ちよく食事ができるのはそのために『場を整え・スムーズに給仕してくれた』おかげでです。
美味しい料理も、調理担当者がいてこそです。
そう考えれば『ごちそうさまでした』を伝えるのは自然なことだと思えませんか?