『自分が嫌い』嫌な自分を手放し、自己肯定感を高める方法

『自分が嫌い』嫌な自分を手放し、自己肯定感を高める方法

「すみません」
「私ってバカだから・・・」


誤ったり、自分をへり下すようなことが口癖になっていませんか?

このような言葉を繰り返し口にしていると、もともとの自己否定感がさらに強化され、『自己否定する自分はダメな人間だ』と二重に自分を否定してしまうことになります。

否定的な口癖に気づいたら、その都度修正していく必要があります。

『自分が嫌い』嫌な自分を手放し、自己肯定感を高める方法

自分が嫌いな人は、他人のことも好きになれないと言われています。

この人イヤだな・・・」という思いは、声に出さなくても必ず相手に伝わるので(これをエコー効果といいます)、人間関係がますますこじれていきます。

その結果「どうして私はいつもこうなんだろう・・・」「また間違ってしまった・・・」と、自己否定のループから抜け出せなくなります。


じつは、自己否定は成人特有の悩みなんです。

何かに失敗したり、上手くいかないと、「自分の性格が悪いからだ」「自分に能力がないせいだ」と自分を責め始めるのです。

一方子どもは、逆上がりが上手にできないからって「自分はダメな子だ・・・」なんて落ち込みませんよね?

大人と子どもでは何が違うのかと言うと、認知の仕方が違うんです。

まずは認知のゆがみを訂正し、『自分が嫌い』から抜け出す

認知とは『ものの見方』のことで、ある出来事を失敗と受け取るか、経験と受け取るか、はたまた成功と受け取るか?

電球を作った、発明王と呼ばれているトーマス・エジソンは電球の開発を成功させるまでに2万回の試行がありました。

しかし、エジソンは実験結果が思わしくないときも『失敗した』とは考えず「うまくいかない方法がまたわかった!」と言っていたんです。

そんなエジソンは大変な自信家で、自己肯定感のかたまりのような人でした。


自己否定の強い人は、自分の性格や過去の経験をネガティブにとらえ、マイナス面ばかりに注目しています。

そもそも人間の脳は『うれしい記憶よりイヤな記憶が残りやすい』という性質(心理学ではネガティブバイアスといいます)をもっているので、意図的に認知を変える必要があります。

そのためには、まず自分のイヤなところを洗いざらい紙に書き出します。

次に、そのリストを別の表現に書き換えていきます。

たとえば・・・

鈍感→余計なことに気づいて傷つかない
ガサツ→器が大きい
友達が少ない→親友はいる
上手く話せない→聞き上手
臆病な性格→慎重な性格
優柔不断→思慮深い
どうですか?

自分が欠点だと思っていたところも、いいように書き換えていくと「なんとかなるかも・・・?」と思えて来ませんか?

 
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思い返せばなんてことない、ということもある

ここで大切なのは、頭の中だけで考えず、実際に手を動かして『紙に書く』ことなんです。

頭の中にあるものは習慣的なものなので、考えているだけだと同じことの繰り返しになってしまうからです。

文字にして頭の外に出すことで、客観的な考えができるようになります。


悩みを紙に書く以外にも、日記をつけるのもいいでしょう。

日記の内容はポジティブなものでも、ネガティブなものでもかまいません。

思いつくまま書き出し、あとで整理します。

日にちを置いてから読み返してみると、「なんでこんなことで落ち込んでいたんだろう・・・」と思うことがたくさんあるはずです。

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