・長期休みで自分は太ってしまったのに友達はダイエットを成功させていた・・・
・あの子はコツコツ貯金して車を買ったのに自分はギャンブルから抜け出せない・・・
「成功体験を積み重ねれば自信が持てる!」
そんなこと言われても、できたら苦労してないですよね。
でもそれは、あなたの中の『成功に対するハードル』が高すぎるからなんです。
このハードルを心理学で『要求水準』といいます。
ダメな自分に落ち込む。目標を達成し自信をつける方法
要求水準とは、何か行動をするときに自分で決めた目標のことです。
自分で定めた要求水準をクリアすると『アハ体験』と呼ばれる達成感を得られ、アハ体験が多いほど自己肯定感が高まるといわれています。
アハ体験とは
成功体験をして得られる達成感を『アハ体験』といいます。
自己否定が強い人は、自己肯定感が低い傾向がみられます。
『まわりに認められている』達成感や充実感などのアハ体験を重ねることで、自己肯定感を高めることができる。

自己肯定感が低いと陥りやすいこと
『自分はダメな人間だ』と卑下し責めることをやめて、自己愛を育てるには、自己肯定感が絶対に欠かせません。
要求水準が高すぎるとアハ体験を得られにくく、自分に対する失望感や絶望感が大きくなってしまうんです。
アハ体験を1つでも多く経験する
自己肯定感を高めるためには、要求水準をできるだけ低く設定しましょう。
・夏までに5キロやせる!→1日の摂取カロリーを300kcal分減らす(または300kcal分の運動をする)
・車を買う→小さな貯金箱をいっぱいにする
毎日5分の勉強や運動でも、毎日続けるってすごいことなんですよ。
1日5分、一か月で2.5時間、1年で30時間したことになります。
『継続は力なり』という言葉があるように、続けることが成功への第一歩なんです。
なんなら、机に向かえただけでも『偉い!』と自分を褒めてあげてください。
ダイエットも同じことが言えます。

脂肪1キロを減らすのに必要な消費カロリーは約7,200kcalです。
1日300kcalを消費または摂取を制限すると、24日で1キロ落とすことになります。
1日300kcalを消費する方法は『運動で100kcal、食事制限で200kcal』など、ライフスタイルに合わせて決めることができます。
これなら『激しい運動をして、疲れて3日も続かず終わった・・・』なんてことには、なりにくいと思いませんか?
大事なことは、ゴールの前にもたくさんのゴールを設置してあげること。
元プロ野球選手のイチローさんが昔インタビューで
思い切り自分を褒めてあげて達成感に浸ってから、次の目標を立てましょう。
1つ1つの達成感をしっかり感じていくプロセスが大切です。

不満と自己否定はちょっと違うかもしれませんが・・・。
どちらも満たされないままだと幸せにはなれないことが共通していますね。
鬼滅の刃でも結果、獪岳は鬼に堕ち、満たされることがないまま同門の善逸により討たれました。
こんな人周りにいませんか?
「どうせ無理」「あんたにできるわけない」などといって、夢や目標達成を邪魔する人を『ドリームキラー』といいます。
家族や同僚など、身近にいることが多く質の悪いことに、本人にはほとんど自覚がありません。
『ドリームキラー』の対処法は、離れる・無視する・夢や目標を教えない。
また、自己肯定感が低い人が自分で自分のドリームキラーになってることもよくあります。
『ダメな自分』それって誰を比べてダメなのか?
そもそも『ダメな自分』とは、他者と比較した相対的評価になります。
努力してテスト勉強をして自己最高点を取っても、平均点次第では『ダメ』となる学校の教育も相対評価に当てはまります。
自己肯定感を高めるには、相対評価を絶対評価(比較せずに誉めること)に変える必要があります。
他の人とは関係なく、自分自身がどれだけ成長したかを評価する個人内評価は、モチベーションを高める方法として有効です。
目標を達成し、自己肯定感を高めていくためにすること
・達成した自分をしっかり褒めてあげる
・相対評価(他者との比較)から絶対評価(何とも比較しない)に変え、モチベーションを高める
自分のために何か行動を起こせた自分を、たっぷりと褒めてあげてくださいね。
自己肯定感が低い理由【生きやすくする方法】