何か上手くいかなかったり、行き詰ったりすると『自分の性格に問題があるのではないか』と考えがちではないですか?
『何か困ったことやイヤなことがあったらすぐに逃げ出してしまう…』
『逃げてばかりで自分はなんてダメなやつなんだ…』
あなたは困ったとき・失敗した時の対処法をまだ、知らないだけなんです。
何かあった時の原因や結果を自身に求める人を心理学では内的要因型にあてはまります。
まずはあなたが内的要因型であるかチェックしていきましょう。
内的要因とは?
結果や原因を内的に求める内的要因型とは反対に、原因や結果を課題の難易度や「たまたまだよ」などと考える外的な要因が関わっていると考える『外的要因型』があります。
内的要因型と外的要因型とでは、同じ結果でも原因や結果の捉え方が大きく異なってくるんです。
例えば、試験に不合格だった場合、次のようになります。
ronronblogには、自分を高めるさまざまな方法を紹介しているので、そちらをご覧くださいね。
【できる人がやっている習慣】最高のパフォーマンスを発揮するための方法
『逃げ癖をなくしたい…』逃げてしまうのは解決方法を知らないから!窮地を脱するLEAD法とは?
組織コミュニケーションや組織発展の研究者ポール・G・ストルツ博士は、人は1日に大小合わせて23回も逆境に立たされているといいます。
彼は自ら考案したAQ(逆境指数)によって、人が困難にぶつかった時の精神的な強さを5段階に分けました。
AQと似た言葉ではIQ(知能指数)とEQ(感情指数)があり、IQの方は言語機能や数学機能などの知能の程度を示すものとして広く知れ渡っていますよね。
AQはまだ日本ではあまり馴染みがありませんが、今後アメリカ型の実力主義と同時に広まっていく可能性があります。
逆境を乗り越えるメソッド『LEAD法』
レベル2 サバイブ(Suvive)…何とかやり過ごそうとする
レベル3 対処(Cope)…とりあえず対処しようとする
レベル4 管理(Manage)…問題を管理・解決しようとする
レベル5 滋養(Harness)…逆境を糧としてさらに飛躍する
②探索(Exploze)…経緯を振り返り、情報を探し、問題を突き止める
③分析(Analyze)…問題の原因を分析し、対処法を検討する
④行動(Do)…検討結果を実行に移す
このアプローチ法をそれぞれの頭文字から『LEAD法』と呼ばれています。
①『L』LISTEN=聞く
自分を見つめ直し、問題点を探る。
何が問題か紙に書き出したり、まわりの人に意見と聞いたりすることで自分を客観的に見つめ直します。
『自分が嫌い』嫌な自分を手放し、自己肯定感を高める方法
②『E』EXPLORE=掘り下げる
問題がわかったら、解決方法を考える。
ノートに書き出してみる。
③『A』ANALYZE=分析する
問題点と解決策を冷静に分析し、自分が次にとるべき行動を検討する。
④『D』DO=行動する
『A』で出した次にとる行動を実際に行う。
うまくいかなかった場合は、また『L』に戻り別の解決策を考える。
LEAD法はビジネスシーンでも使われてる
LEAD法はビジネスでも用いられることが多く、その中でもクレーム処理などに成果を上げているんですよ。
実践する際には、頭で考えるだけでなく、紙に書くことをオススメします。
思考を文字にすることで自分の姿を客観的にとらえ、必要に応じて調整するのが簡単になるんです。これを『セルフモニタリング』といいます。
問題の本質を深く探っていくと、出来事そのものよりも、それに付随する不安や心配が苦しみを生み出していることに気づくかもしれません。
そんなときには、LEAD法ではなく『ストップ法』が役に立ちます。
不安な気持ちを止める『ストップ法』
ストップ法のやり方は簡単です。
不安な気持ちや悲観的な思考が沸き上がってきたら、大きな声で「ストップ!!」と叫ぶだけ。
このとき同時に壁や両手を叩いたりすると、さらに効果が上がります。(痛いくらい力をこめてはダメですよ)
この方法を続けていくと、心の中でストップと言うだけで同じ効果が得られるようになります。
人目がきになるときは、手首に輪ゴムや髪ゴムをつけて引っ張って離す(パチンっと弾く)方法もいいですよ。