ロジカルシンキングってやつを身につけたいと思い、ネットを調べても小難しいことばかり・・・
「論理的」や「ロジカル」という言葉ってつい、身構えてしまいますよね(笑)
じつは、「論理」って特別むずかしいことではなかったのです。
わたしたちが勝手に「論理」を難しく考えすぎていただけなんですよ。
なぜなら、論理と聞くだけで「頭のいい人しかできないことだ」と決めつけていたのが原因です。
なので、今回この「論理」の堅苦しいイメージを払拭し、日常に「論理」を取り入れて人生の役に立たせてほしいのです。
その論理的思考で欠かせないのが、【視点を変えて物事を捉える、または視点を広げて物事を捉える】こと。
「いやいや、それが堅苦しいんだけど・・・」と感じますが、すぐに理解できるよう解説しますので、この記事を読めばあなたも早速、日常に論理的思考を落とし込めますよ。
もう論理的思考がないとダメ?人生に役立つロジカルシンキングの鍛え方

先ほど、論理的思考は「視点を変える、または視点を広げる」と言いましたが、あなたが好きなものはきっと相手も好き、と思うのは違いますよね?
違う言い方をすると、
・あなたが正しい(正義)と思っても、他者にとっては間違い(悪)の場合もあります。
『わたしの好みを理解して欲しい』その気持ちは分かります…が論理的には、「嫌いな食べ物を好きになれ!」と言ってるのと同じです。
「同じところもあれば、違うところもある」と理解し尊重する気持ちを持つことが、論理的思考。
難しく思いがちですが、「論理」とは他者を思いやり、尊重すること。
つまりわかりやすく言えば、【愛】ともいえるでしょうね。
論理的思考を鍛えるには【想像力】
他者への思いやりが【論理的思考】と言いましたが、相手の立場に立つことは想像力が必要になります。
想像力を働かせて、相手の視点に立つということが、論理的思考を鍛える最大のポイント。
他者意識を持つことが重要です。
なぜなら、家族でも他者は他者。
「家族だから大丈夫。お互い分かり合っている」と、心のどこかでそう思いがちになっていませんか?
毎日顔を合わせるからといって、相手のことを深く理解しようとする努力を怠ってしまうのです。
家族であっても、それぞれ別の好みや景色があります。
姿や形、性別も違い、体験や経験も異なっているので、他者に変わりはありませんよね。
なので、普段何気なく生活しているのなら、「いま家族はどんなことを感じているのかな?」と想像力を働かせることから始めてみましょう。
さらに深く論理的思考が身につく方法が、「なんで?」「どうして?」といったことも一緒に考えてみましょうね。
論理とは3つ言葉からなる思考法

・抽象的関係
・相関関係
上記3つの関係で、物事を論理的に解決に導きます。
「好き・嫌い」「楽しい・つまらない」など、思考も感情もじつは、すべて言葉と関係していますよね?
人は、すべてのことを言葉に変えて生きています。
さらに、人は一人では生きてはいけません。
誰かに生かされ、誰かを生かす存在なのです。
では、「人」を使って論理的にかつ簡単に解説しますね。
具体的関係
ものごとの現象を探して説明することを【具体的】と言います。
人で例えると、
女性は○○なので女であり、男性は○○なので男である。
抽象的関係
ものごとの共通点を抜き取ることを【抽象化】と言います。
女も男も○○なので、人である。
相関関係
さらに、結局のところ女性と男性はどこかで繋がっているということです。
なぜなら、生まれてきた時点で、母親に生かされたということになります。
さらに、無事生まれたことにより母親も生かされたことになりますよね。
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論理思考の言葉選び
赤ちゃんは、『抱っこして欲しい』『お腹が空いた』『オムツを変えて欲しい』とき、「オギャー」っと泣いて訴えますよね?
そこに、他者意識なんてものは存在しません。
「ムカつく」「キモい」などの言葉は、自分が不愉快なのをただ何も考えずに発しているだけです。
ここにも、他者意識は存在しません。
他者意識が存在しないということは、言葉選びができないということにもなります。
言葉を選べないということは、言語がないのと同じ。
もし、わたしたち人間に言葉がなかったら、動物と同じです。
ですが、人は言葉があるからこそ、思考し感情が揺れ動く地球上に存在する生き物なのです。
なので、「ムカつく」のなら何に対して「ムカつく」のか原因を言葉にしましょう。
『約束を破られたからムカつく』
では、どうすれば解消するのか?まで言葉にできるとバッチリですね。
『前日に約束を確認する』という道筋を立てればいいだけですよね?
もうお分かりいただけましたね?
論理的思考とは、ものごとに対してシンプルに順を立てて考えていくだけです。
【知られざる言葉のチカラ】幸せになれる人のスゴい口癖
怒りの感情も論理的思考で解決

すべての思考や感情は、言葉と密接に関係しています。
怒りの感情にしても、「ムカつく!」、「コラー!」と怒りの言葉を発することで、さらに怒りが増幅します。
つまり、怒りの感情に支配されたくなければ、黙ることで怒りの感情をコントロールすやすくなりますよ。
なので、重要なので何度も言いますが、思考も感情もすべて「言葉と密接に関係している」と、理解を深めてくださいね。
さらに、他者意識があれば相手の視点や相手の目線で、同じ光景を眺めてみることも可能になります。
すると、相手だけが悪いと思っていた言動や行動もそれなりに理解できるようになるでしょう。
二者択一の場面では弁証法を活用しよう
「わたしは女です」「わたしは男です」と、宣言しなくても見れば分かりますよね?
しかし、ここであえて宣言することで、対立関係を意識するようにしています。
女性と男性では、様々な場面で異なりますよね?
結婚すれば、亭主関白か?それとも妻が亭主を尻に敷くか?
このように二者択一の場面で、お互いの違う部分を認め合い、それぞれの長所を生かし、より理想的な関係にしようと考えることが、【弁証法】と言います。
対立することやモノに対して、どちらかだけを選択しようとする、単に両方を合すだけの方法を【折衷案】と言います。
折衷案だと、平均化で短所がなくなる代わりに、長所も消えてしまいます。
そこで、二者択一する前には、「互いの長所を生かしながら、短所を補うことができないか?」と考える弁証法を活用しましょう。
頭の良し悪しは遺伝で決まるが論理力は遺伝では決まらない
東大合格者の親はどういった教育をしたのか?などの勉強法が取り上げられていますが、じつは、あまり効果があるとは言えない状況になってきました。
なぜなら、頭の良し悪しは遺伝によって決まることが、研究データとして取り上げられています。
つまり、東大生の親の遺伝子がその子どもに受け継がれていただけだったのです。
衝撃の事実ですが、何も頭が良いからといって社会で成功する、通用するとは別物なので自分がそうでなかったとしても、落ち込んだり気にしないように。
強がりとかではなく、人それぞれ良いところ悪いところあってもいいんです。
だって人間だもの。
実際に、社会で役立つものは、頭の良さよりも他者を思いやる(論理力)です。
相手の立場になってものごとを想像できる論理的思考こそが、これからの人生に大いに役立ちますよ。
では、思いやりを持って今日も気分よく穏やかにすごしましょうね。