周りから「あの人は運がいい」なんて思われている人は運だけに頼らず、自分自身の手で成果を出すため、毎日コツコツと努力をしているのをご存知ですか?
人はつい、成功している姿だけを見て、「うらやましいな」とか「運がいいな」と思いがちですが、そこに至るまでのプロセス(過程)を見てなくて、つい妬みや嫉妬にまで発展します。
さらには、「自分なんて運が悪い・・・」なんて思ってしまう方もいます。
運の良さは単なる偶然ではなく、確率を高める行動と努力によってコントロールすることができます。
とはいえ、すべての夢が努力すれば叶うとは言えませんが、起こした行動の数だけ想像を超えた現実を引き寄せることができます。
なので、この記事を読んで幸運になる努力と行動ができるように、脳にインプットしましょう!
運がいい人、運が悪い人の違いとは
『運が悪い人』には共通している考え方が存在します。
当てはまっていたら後で話す内容を理解していけば大丈夫なので、ゆっくりとついてきてくださいね。
では先に結論ですが、「運が向こうから来てくれる」と思っている人は、いつまで待っても運はあなたの元にはやってきません。
きっと奇跡も起こらないでしょう・・・。
じつは、【運】は行動でしか変えることができないのです。
あなたが望みどおりの人生を手にしたいのなら、あなたが思っている【運】の捉え方を変える必要があります。
なぜなら、『運がいい人』は運が来るのを待っているのではなく運をたぐり寄せ掴みにいっているからです。
では、具体的に順を追って解説していきますね。
運はコントロールできる?
目には見えなくて、原因のよくわからない出来事に対して【運】という言葉を多用して運のせいにしてはいませんか?
・サイフを落としてしまった
・上司や同僚とうまくいかない
・パートナーとつまらないことでケンカした
・先日買った商品が次の日に半額セールになっていた
ですが、『運がいい人』は皆さん【運】を別の捉え方をしているようです。
運の捉え方については、記事をすべて読み終える頃には理解できているでしょう。
悪いことが起きる度に「運が悪い」で済ますのはもうヤメましょう。
ギャンブルから見えてくる【運がいい人・悪い人】2つの真実
2014年ロンドン大学の研究者がギャンブラーを対象に行った研究があります。
すると、2つの真実が浮かび上がってきました。
1つが、多くのギャンブラーは2回続けて勝つと『波がきた!』と思うと同時に『次は負けるのではないか』と不安にかられます。
その不安のせいで連勝したギャンブラーはそれ以降、負けにくい安全な賭け方をし始めます。
その結果、大きな負けをする可能性が低くなり、勝ちが続いているように見えやすかったのです。
一方で負けたギャンブラーには「負けた分を次で取り戻すぞ!」という心理が働き、焦りとともにリスクの高い賭け方をし始めます。
その結果、どんどん負けが膨らみ運がないように見えてしまうのです。
このことを『ホットハンド現象』と言います。
つまり、運とは目の前の結果に対して、本人がどう判断しどう行動したかによって決まっていくのです。
ちなみに、統計学では明確に【運・不運】の周期や運気の流れを否定しています。
望みどおりの人生を手にする秘密とは
先ほどの『ホットハンド現象』で、なんとなくピンときた方は鋭い。
【運】とは何も支配してなく、確率もチャンスも平等に与えられています。
その中で運がいい人と悪い人を生む違いは、
試す回数が成功への近道なのでしょうね。
人生はギャンブルのように2択ではないですよ。
宝くじに当たれば望みどおりの人生になれる!?
宝くじの高額当選者は、その幸運を手にしたまま一生幸せが続いたのでしょうか?
ここでおもしろいお話があります。
有名なアメリカの宝くじの高額当選者【ジャック・ウィテカー】のお話です。
なんと彼は、たった1ドルで購入した宝くじで1億1300万ドルを手にしました。
しかし彼は、宝くじが当選した時点ですでに建設会社の経営者として成功し、純資産数百万ドルを保有していました。
ですが、ここから彼の転落人生が幕を開けるのです・・・。
宝くじの高額当選から1年後、彼は当選金の内4500万ドル(約半分)をギャンブルと無謀な投資に使い、高級車や高級住宅、別荘など多数購入しました。
そして、わずか5年後には彼は破産し、暴行と飲酒運転の罪に問われることになりました。
アメリカの研究者たちは、彼のような高額当選者の多くが大金に圧倒され快楽を優先し、思うがままに行動する【意思決定の衝動システム】に押し流されてしまうと分析しています。
でも「大金さえあればどうにかなる」と思いますよね?
ここに大きな罠があります。
例えば、それ相応の努力をして年収700万円を稼ぐようになった人は、700万円の使い方やお金の節約方法を身につけています。
ですが、転がり込んできた大金を手にした人は【意思決定の衝動システム】に押し流されて、必要以上の高級車や豪邸を購入し、生活水準を上げてブランド物を買い漁り、浪費を繰り返すようになります。
これは自分で稼いだ経験のない子どもに、100万円を与えたら好ましくないことが起きるのと同じことです。
つまり、転がり込んできた幸運を生かせるかどうかは、その人が運を味方にする準備ができているかどうかによります。
スピリチュアルを信じると幸運が訪れる?
・風水
・神頼み
・西洋占星術
・引き寄せの法則
しかしですよ・・・占い師のアドバイスを信じ、ゲンを担ぎ、お祈りをすることで幸運が舞い込んでくるのでしょうか?
それならば、これらを行った方々はみな幸運が舞い込んで、強運の持ち主になっているハズですよね・・・?
占いで幸運を手にする方法?
先に言っておきますが、わたしは占いが好きです・・・がしかし、ここで伝えておく事があります。
占いは気分を上げるためにするモノで、信じるだけでは幸運を手にすることはできません。
なぜなら、それが商売だからです。
【儲ける】という言葉・・・信じる者と書いて儲けると書きます。
信者からお金を頂いてそれを生業としている人たちもいます。
べつにそれが悪いことだとは思いませんが、せめて信じる者が救われる世の中になればと願います。
しかし、スピリチュアルで運が良くなることも幸運が舞い込んでくることもありません。
なぜなら、運は自分で掴むものだから。
自己評価が低い人ほど開運グッズに頼りがち
運に関する研究によると、自分のことを「不運だ」と思っている人ほど根拠のない『物やスピリチュアル的な物(お守り・幸運のブレスレットなど)』に頼る傾向が強く見られました。
お守りや開運グッズを否定するつもりはないですが・・・
なぜなら、わたしもそこそこ集めていましたので・・・(パワーストーンのブレスレットとか・・・)
・玄関に鏡
・時計は八角形
・アメジストの結晶
以前はお守りも毎年、神社で購入して飾っていましたが、じつはお守りって神社の方がカタログで注文して、工場で大量生産されていた物だってご存知ですか?
わたしはその不都合な真実を知ってからは1度も購入していません。
根拠のないものに頼って「これで運が良くなるはず・・・」と安心するのか?
本当に運を良くするために、今できる努力と行動をするのか?
あなたはいまから、どちらを選びますか?
これが、【運を操る力】です。
運を人任せにしない
大事なのは、自分で自分の人生をコントロールできているかどうかです。
幸運が転がり込んでくるのを待つ姿勢をやめて、つかみ取るための行動を。
「自分は幸運だ」と信じ抜きましょう。
運が悪い人はすぐに諦めてしまいます。
「自分は運がいい」と信じて行動し、1年・3年・5年・10年いつ幸運が引き寄せられるかは誰にもわかりません。
ですが、確実に前には進むことができるでしょう。
運を意識しながら行動や言動、生活習慣を変えていくことが結果的に幸運をひきよせることになります。
【人生を楽に生きたい方向け】運や実力よりも人生を生きやすくする方法
経営の神様【松下幸之助】
パナソニックの創業者「松下幸之助」は、採用面接時の最後に必ず「あなたは運がいい方ですか?」聞いたというエピソードがあります。
その時、とっさに「運はよくないです」や「運が悪いです」なんて答えてしまった人は、どんな学歴を持っていようが、面接結果が良くても不採用だったそうです。
「自分は運が悪い」と思い込んでいる人は、過去、現在、未来から「運が悪かった出来事を探す」傾向があります。
逆に「自分は運がいい」と思っている人は、過去や目の前の「運がいいと思える出来事から探す」傾向があります。
このことからも言えるように、常に運がいいと思って行動した方が良さそうですね。
運が悪い人から学ぶこと
運が悪い人とは成果を掴めない人のことです。
何かにつけて「こうなりたいな」とか「当たりますように・・・」と祈って待つ。
なんならその時にそう思ったり感じた時にだけお願いごとをする。
そんなその場しのぎのエネルギーだけを使って運を操ることは不可能ですよね?
毎日「こうなりたい」や「当たりますように」と願ってるだけでもまだ運を操ることはできません。
運を操るには、「こうなるには・・・」と祈る前に「こうなるにはどうすればいいのか?」を考えたり、すでになってる人がいたらその人が「どんな行動をしてどんな言葉を発しているのか?」を調べて行動することで、運が引き寄せられる。
これが運を操ることに繋がります。
成功の法則より失敗の記録やデータを集めよ
成功したいなら、成功法則を調べた方がいいと思いがちですが・・・
じつは、そこに大きな落とし穴があったのです。
なぜなら、世界一の投資家【ウォーレン・バフェット】の右腕として頼られてきた人物『チャーリー・マンガー』が、莫大な富を築き上げた際に残した言葉と大切にしている習慣があります。
彼は「成功の要因はいくつもあり、複雑で何が作用しているかハッキリとはわからない」
ただし、「失敗の要因は明らかだ!」と答えています。
そして大切にしている習慣が、【失敗ノート】と呼ばれるノートを作ることです。
客観的に見ることのできる他人の失敗や、しくじりのニュースを書き留める方法です。
あえて他人のミスをノートに書き留めることで、自分に降りかかるであろう不運を未然に防ぐことができるようになります。
なぜ他人のミスなのかというと、自分のミスはイヤでも思い出すぐらい覚えているでしょう?
でも、他人のミスまではわざわざ覚えてなんていませんよね?
だから、あえて他人のミスをノートに記入するのです。
よく「リスクを取って挑戦すべき」というアドバイスがありますが真実は、「計算されたリスクを取れ」という意味なのです。
ようは、【許容できるリスクなら取れ】という意味なので、なんでも無謀に挑戦すればいいではないのであしからず。
なので、「失敗やリスクは把握して損はないこと」と心得ておきましょう。
魚をもらうのではなく魚の釣り方を
「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」という名言をご存知ですか?
この言葉から学ぶことは多いですが、【運】で例えるなら、転がり込んできた運をただ待つのではなく、運を味方につける。
運を操る方法を学ぶことが幸運を引き寄せるのです。
【運動・瞑想・感情を書き出す】の3つでメンタルを強化
運を良くするには何と言ってもメンタルの強化が必須になります。
そこで、具体的でかつ代表的な方法を3つご紹介します。
運動でメンタル強化
運動によって脳の血流が改善され、意欲や学習などに関わるドーパミンというホルモンが放出されるからです。
習慣化させる具体的な方法とは
瞑想でメンタル強化
さらに、脳の疲れを取り除けるので、『自分がどういった人間で何がしたいのか?』など自分探しなどにも有効とされ、積極的に活用されています。
知らない人はいないぐらい有名なアップルの創業者【スティーブ・ジョブズ】も毎日、瞑想を取り入れていたそうですよ。
瞑想の方法と呼吸のポイント
感情を紙に書き出してメンタル強化
「感情を紙に書くだけ?」と思いますが、じつは感情を紙に書き出す方法は成功者と呼ばれる方はみな普通に行っています。
夜寝る前に、その日あった良かったことや幸せを感じたことを3つ紙に書き出すのです。
気分がよかったことを思い出しながら紙に書き出すことで、幸せホルモンが分泌され質の良い睡眠がとれ、疲れも取れて幸福度が高まり、イライラすることが減り人生が好転しだすのです。
日常に幸運を呼ぶヒント
運を操る方法は、
・動くか、動かないか
・気づくか、気づかないか
とにかく小さなことから行動回数を増やすことが重要です。
例えば、
・朝に白湯を飲む
・1日に3分間、瞑想する
・1週間、昼ご飯を抜いてみる
・1日、3ページは本を読んでみる
・学んだことの1言だけでも発信してみる
このように小さなことから行動することで、メンタルが強化され幸運を引き寄せやすくなります。
コツコツやることの重要性は2つあります。
1つは、自分の実力が向上します。
もう1つは、幸運を待てるメンタルが手に入ることです。
先ほどの行動は、実際にわたしが最初に行った日常に変化を起こすための行動です。
現在はこの3倍ぐらいは行動できています。
1日は相変わらず24時間しかないのは同じですが、行動量だけが向上しています。
以前は失敗やストレスを感じると一晩経っても引きずっていましたが、気にすることや、いつまでも引きずることがなくなりました。
行動することで、過去の失敗にこだわって時間をムダに浪費しなくなりますよ。
他の誰かがあなたのことを強くしてくれることはありません。
そして、誰かがあなたを幸せにしてくれるのを待つのは、もうやめにしましょう。