お!値段以上で有名な、コスパがちょうどいい家具・生活雑貨の『ニトリ』に偽サイトが出現!
すでに被害者も出ており、ダマされた人の中には偽サイトに警戒していたうえで引っかかってしまった人もいます。
・ニトリの正規サイトと偽サイトを比較
・偽サイトの見破り方
・家具を買わせるためじゃない!偽サイトを作る本当の目的とは
じゃあ直接店に行って買い物すれば安全?それもいいかもしれません。ダマされることなく買い物ができますもんね。
でもそれじゃあお得に買い物ができません。
なぜ、気をつけていたはずの人も偽サイトの罠にハマったのか・・・
これから年末商戦が始まるこの時期に、偽サイトに引っかからない見分け方を詳しく解説しますので、突破口を探っていきましょう。
ニトリ偽サイトで被害者が!ダマされたその理由とは
実際にニトリの偽サイトで買い物をしてしまった被害者の方から話を聞くと、偽サイトの功名な手口が明らかになりました。
②デザインが正規ニトリとそっくりだった
③割引表示の仕方
④セールの時期に合わせて偽サイトが出没する
①偽サイトが検索トップに出てきた
インターネットで『ニトリ』と検索すると正規のニトリではなく、偽サイトが上位1位・2位に出てきたのです。
検索順の1番上に出てきたら、普通に正規のサイトだと思いますよね?
でも、ここが落とし穴でした。
じつは、お金を出せばだれでも検索順位を1位にすることができるんです。

左上に『広告』と出ている上位2つは検索で上位になったのではなく、広告費を出して検索上位に来ています。
検索連動広告といってお金を払うことで検索上位偽サイトを持っていき、正規のサイトを勘違いされています。
②デザインが正規ニトリとそっくりだった
どれほどそっくりなのか下記の【正規サイトと偽サイトを比較】で画像付きでじっくり紹介します。
偽サイトはニトリのロゴやサイトの色彩・デザインをマネていて、商品はニトリの写真をそのまま流用していました。
店で見たことある、広告で見たことあるって商品が並んでいたら本物って信じちゃいますよね。
③割引表示の仕方
正規のニトリでは、セール商品は元の値段を表示せず、割引後の値段のみ表示するのに対し、偽サイトはニトリの定価以上の高額な金額に二重線を引いて「こんなに安くなっているよ!」とアピールをして購買意欲を誘っていました。
ニトリの価格より2倍以上の値段をつけ、まるで8割以上の値引きがされているように錯覚させていたのです。

そこで偽サイトって気づくんじゃないの?
あまりにも大きな値引きは逆に怪しいって感じますよね?
しかし、大幅値引きを信じてしまう功名な手口があったのです。
④セールの時期に合わせて偽サイトが出没する
4万円のソファが1万2千円だなんて普段ならおかしいと思う所ですが、被害者がそれを信じて買ってしまったのが『ブラックフライデー』だったからです。
ブラックフライデー・サイバーマンデーなどの時期には大幅な値引きがされていてもおかしいとは思いませんよね?
これは、たまたまブラックフライデーの時期に偽サイトに引っかかってしまったのではなく、ブラックフライデーや商品入れ替えなどの大幅値引きをしていても怪しまれない時期を狙って偽サイトが誕生しています。
ニトリの他にも以前、ダイゾンの偽サイトが出ましたが、このときもダイソンの新商品が発表され、型落ちで値下げされていても不思議に思わない商品が偽サイトに並び被害者を出しました。
ニトリ正規サイトと偽サイトを比較
ロゴが全く同じで、偽サイトの商品ページには実際にニトリで売っている商品が掲載されていました。

商品の紹介の仕方を比較すると正規のニトリと全然ちがいますが、ニトリのHPをしょっちゅう見ていなければそんなこと気づきませんよね。
ニトリで初めて買い物をする人や、めったにニトリのHPを見ない人には回避しようがありません。
正直、ニトリそっくりのサイトを作ることは、わたしのような少しパソコンが触れるレベルでも作れます。
では、偽サイトはどこで見分けるといいんでしょうか?
偽サイトを見破るポイントはココ!
偽サイトを見破るポイントは3つ。
・会社概要の確認
・広告サイトかどうか
サイトURLを確認する

URLとはインターネット上の住所のようなものです。
1つの家には1つの住所しかもてないように、サイトも1つにつき1つのURLしか持てません。
つまり、ロゴをパクろうとも、サイトデザインをパクろうともURLだけはパクれないんです!
正規のニトリのURLはコチラ↓
『www.nitori-net.jp』ニトリのネットサイト
『www.nitori.co.jp』ニトリの企業サイト
偽サイトは
『www.mitori-net.jp』
『www.saveumoney.jp』
などのURLが使われていました。(現在この2つの偽サイトは閉鎖されています)

まずはURLがおかしくないか、正規のサイトかを確認しましょう。
会社概要の確認
HPには会社概要が載っていて、そこで会社の住所・代表者・問い合わせ先・メールアドレスなどの会社情報が確認できます。
会社概要を活用して住所を検索しておかしな場所にないか、代表者名はあっているかこのサイトは安全であるかを確認しましょう。
偽サイトの場合、でたらめな住所・電話番号が出てきます。
ニトリの偽サイトでは、問い合わせ先を検索するとダイソンのお客様相談室が出てきました。
広告サイトかどうか
先ほども言いましたが、もちろん広告サイト=偽サイトではありませんが気を付けて欲しいのが・・・
『検索したら1番上に出てきた=正規サイト』と思い込まず、左上に広告とついていないか確認をしましょう。
偽サイトを運営する目的とは
偽サイトを作る目的は家具の転売などではありません。
ITジャーナリストの三上洋さんによると、偽サイトを作る最大の目的は『被害者のクレジットカード番号を盗み取る』のが目的だと考えられています。
実際被害にあった方は身に覚えのないクレジット決済が確認されました。
Googleをはじめとした検索エンジンはもちろん、偽サイトの取り締まりを常に行っていますが、現状はイタチごっこの状態です。
偽サイトは、取り締まりのわずかな隙間をついてあなたに手を伸ばしてくるのです。
これから年末年始のお買い物がお得意なるシーズンが続きますが、この記事に書いてある『偽サイトを見破るポイント3つ』を守ればあなたは騙されません。
・会社の概要欄
・広告サイトかどうか
この3つを確認し、賢く警戒してお買い物を楽しみましょう。
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