思春期の男の子への接し方・寄り添い方【共感性を高めて考えていることを知る】

初対面の人と話がはずまない・・・【人との壁を簡単に乗り越える方法】

まず最初に知っていてもらいたいのが、人見知りは性格的に見て欠点ではない、ということです。

「この子ったら、人見知りなんです」


なんて親や周りがまるで短所のように『人見知り』を使いますが、何もコンプレックスに思うような性格ではありません。

 
ろんろん
人見知りは欠点ではない。

これを前提に話を聞いてね。

 

初対面の人と話がはずまない・・・【人との壁を簡単に乗り越える方法】

人間関係は基本的に閉じているってご存知ですか?

カフェに入ったとき、電車に乗っているとき、隣の席に人がいてもふつうは話しかけようとは思いませんよね?

それと同じ様に、初対面の相手に対して打ち解けられないのは、あなたの性格の問題ではなく、当たり前のことなんです。


もともと閉じているものを開くには、何かしらの道具が必要ですが、いちばん使いやすいのは『あいさつ』です。

あいさつをするときは、相手の顔を見て、「こんにちは」と声に出しましょう。

このように自分の気落ちを行動に乗せることを心理学で『セルフシンクロニー』といいます。

セルフシンクロニーを示すと相手はほぼ反応してくれるので、次に言う言葉をあらかじめ決めておくと上手に会話を続けることができます。

おめかしして会う場だと、相手の服や髪型・小物を褒める、など自分の中でマニュアル化してしまうのです。

電話をしているときの相手の様子や言動から、電話口の相手との関係性がわかることも『セルフシンクロニー』といいます。


この方法は、銀座のホステスなどの『雑談のプロ』とも言える人たちも使っています。


彼らは日頃から話題のネタを仕入れています。

スポーツ・経済・政治・芸能などなど、いくつもの話題のエサをまき、どれかにお客さんが食いついてくれるのを待つのです。

同じように、いくつかネタを用意して、相手が乗ってきたら、あとは聞き役に徹します。

とはいえ、接客業をするわけでもないのに自分の興味がない情報を探るのは、楽しくないですよね。

そのため、友達や恋人を探すときは同じ趣味の人を探すことをオススメしています。

美容師さんが「仕事は何してるんですか?」と質問から雑談に持ち込むように、『質問形式』で会話を繋ぐ方法も使えますよ。

 
ろんろん
特に聞き役に回りたい人は『質問形式』が効果的!
 

会話に自信がないならスキルを身につけよう

セルフシンクロニーはソーシャルスキルのひとつで、性格とは関係ありません。

スキルは実践を通して磨かれるもので、最初からいきなり完璧を目指さないことが大切です。


完璧主義者は『対人恐怖症』に繋がりやすく、軽いものなら『あがり症』で済みますが、人によっては引きこもり、うつ病、パニック障害などを引き起こすきっかけになります。


対人恐怖症は『社会不安障害・社交不安障害』とも呼ばれ、若い女性に多い傾向があります。

神経質で小さいことにもこだわる人、人前で恥をかいたトラウマがある人も要注意です。

生活に支障をきたすようなら、無理をせず、心療内科やカウンセラーを受診しましょう。

社会不安障害とは

社会不安障害には色々は種類があります。

振戦しんせん恐怖・・・人に見られると手が震えたり、汗が出る
・スピーチ恐怖・・・人前で話すのが怖い
・赤面恐怖・・・顔が赤くなることが怖い
・自己臭恐怖・・・自分の体臭や口臭を以上に気にする
・電話恐怖・・・人前で電話に出ることができない
・視線恐怖・・・人からの視線が悪い意味で見られていると思ってしまう

カウンセリングを受けるのは恥ずかしい?

たまにカウンセリングを薦めるにあたって「恥ずかしい」「カウンセラーを受けるほどおかしくない!」「自分は病気じゃない!」と言う方がいます。

カウンセリング=うつ病・精神病にかかっている人が通うところと、なぜかネガティブな意味で取られているのが不思議でしかたないです。

海外では、カウンセリングを受けることは映画を見に行くことより敷居が低いんですよ。

誰かと話したい・自分の頭の中の考えをまとめたい、そんな気持ちでカウンセリングを利用している人が多いんです。

カウンセリングは心の病気の人が行く・・・ではなく、心が病気にならないようにケアをしに行く場所です。



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