じつは、じゃがいもと日本人の相性が悪いということを。
知らず知らずにじゃがいもを大量摂取してしていると、糖質の摂りすぎになります。
気づいたときには糖質過多・・・なんてことにならにようにじゃがいもを良く食べる人・周りにじゃがいもが大好きな人がいる方はぜひチェックしてください。
じゃがいもは野菜にカウントしてはいけない

スーパーマーケットに行けばじゃがいもは野菜売り場に並んでいますし、ポテトサラダは名前の通り、【サラダ】にカテゴライズされて葉物サラダとメニューに並んでいます。
油で揚げて塩を振ったフライドポテトを「健康的な食事である」と考える人はあまりいないでしょう。
でも、ポテトサラダや芋もち・肉じゃがならどうでしょうか。
昔ながらの日本食なら大丈夫では?と思っていませんか?
しかし『健康的な食べ物』というカテゴリーではじゃがいもは野菜とみなされていません。
じゃがいもで女性の糖尿病リスクが高くなる

上記の『健康的な食事プレート』の画像は、ハーバード大学公衆衛生大学院が発表した普段の食事、お弁当にかかわらず健康的でバランスの良い食事をするための手引きで、じゃがいもは「血糖にあまりいい影響を与えないため、健康的な食事プレートではジャガイモは野菜に入れないことを念頭に置いて下さい。」と書かれています。
同大学院の別の研究調査でもじゃがいもの摂取により女性の糖尿病リスクが高くなることが指摘されています。
逆に、じゃがいもを玄米・発芽玄米・オートミール・全粒粉などの全粒穀物に置き換えた人は糖尿病リスク・体重が減少したという報告も上がっています。
1度に食べていいフライドポテトの数は6本が限界
同大学院のエリック・リム教授はアメリカの大手新聞社、ニューヨークタイムズ紙でフライドポテトを『でんぷん爆弾』と表現し、「食事の付け合わせとしてオススメなのは、サラダとフライドポテト6本です」と話し、フライドポテトを愛する人たちに衝撃を与えました。
Stop ruining my life @nytimes https://t.co/3dmL3dMA2V
— Gissur Simonarson 🇮🇸🇺🇸🇳🇴🏴 (@GissiSim) December 3, 2018
a hill made of french fries is literally the hill I will die on https://t.co/9Ptbg1e4jo
— Adam Sternbergh (@sternbergh) December 4, 2018
「フライドポテトの丘で死にたいくらいなのに」
じゃがいもと日本人の相性が悪い理由

国連食糧農業機関の統計ではどの国が何をどれくらい摂取しているかを知ることができます。
アメリカでは1人あたり年間約57Kgのじゃがいもが消費されているのに対し、日本人は約21Kgでした。
「アメリカ人より全然少ないじゃん。セーフなのでは?」
そう思うのも無理はありませんが、じゃがいもの消費量がアメリカより少ないからと安心してはいけません。
日本人にはじゃがいもよりも消費量が多い”アレ”があるじゃないですか。
そう、『米』です。
米を主食とする日本人がさらにじゃがいもまで食べると糖質過多になりやすいんです。
だから日本人とじゃがいもの相性が悪いというワケ。
特に日本の『おうちカレー』にはほとんどの場合じゃがいもが入っていますよね。
お米にじゃがいも、ルーには小麦粉も含まれているため、糖質が大爆発しています。
肉じゃが、ポテトサラダ、芋もちなどをごはんのお供に考えるのは避けた方がいいでしょう。
わたしもじゃがいもは主食とみなして、お米やパンと一緒に食べないようにしています。
「日本人はじゃがいも食べすぎ」じつはヤバイじゃがいもの健康リスク
じゃがいもの健康リスクについてお話ししましたが、「じゃがいもを一切食べないで!」と言っているのではありません。
日本でよく売られている『ばれいしょ』はビタミンC・食物繊維・カリウム・マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
たしかに、糖分は気になるところですが、便通改善や美肌に効果的な食べ物ともいえます。
高温加熱や揚げ物、じゃがいものスナック菓子を避けて『炒める・蒸す』を中心に、米などの他の糖質を含むものと一緒に食べないようにするといい栄養素は摂れて糖質は控えめにすることができますよ。