人前で自信に満ち溢れ、魅力あるプレゼンができたらカッコいいですよね。
会社での会議やプレゼンテーションの場面で堂々と華麗なる発表ができたら・・・そうまるで「スティーブ・ジョブズのように振るまえたら・・・」
なんて言い過ぎかもしれませんが、プレゼンテーションの際、ポイントさえ意識すれば、誰でもスティーブ・ジョブズに近づくことは可能です。
一応確認しますが、あなたは会議やプレゼンで、パワーポイントを駆使してスライドを何ページも映し、スライドに書いた文面をたんたんと読み上げて説明するだけの退屈で味がなくなったガムみたいなことはしていませんよね?
もしもしていたのなら今すぐこの記事を読んで、退屈なプレゼンは終わりにしましょう。
魅力があり聞き手の記憶に残るようなプレゼンを心掛けましょう。
プレゼン力や伝え方を向上させることは、人間力にも磨きがかかることなので、普段プレゼンに馴染みがない方もぜひ目を通してみてください。
プレゼンテーションで聞き手を惹きつける話し方

パワーポイントなどでスライドを映すよりも話をしてからスライドを映すようにする。
綺麗に作ったパワーポイントの資料に頼りたくなる気持ちはすごく理解できます。
ですが、パワーポイントなどの資料にしがみついてプレゼンをしてしまうと結果、味のしないガムと同じで退屈なプレゼンで終わってしまいがちです。
できることなら、先にスライドなどは見せずにまずは、スピーチから入りましょう。
そう、まるでスティーブ・ジョブズかのように・・・
ちなみに、スティーブ・ジョブズのスピーチ方法は、始めに内容の説明【スピーチ】をします。
その後、スピーチのポイントをスライドで映す【カバーする】この時、スライドはキーワードや連想できる画像やデータを使います。
さらにまたスライドを止めて(消して)スピーチに入ります。
あくまでスライドは補助的に。を意識することで、まるでスティーブ・ジョブズかのような(少し言い過ぎですが)プレゼンができるでしょう。
やってはいけないプレゼン
『スライドの棒読み』だけは避けましょう。
一字一句スライドを流しながら話したり発表したりのプレゼンって・・・
そんなプレゼンならスライドだけで、語り手(スピーカー)はいらないでしょう?
スライドの資料は諸刃の剣
渾身のスライドは披露したくなりますよね?
とはいえ、スライドに情報を詰め込み過ぎると聞き手はスライドをじっくりと読み、スライドに集中するため、プレゼンターに全く集中できなくなります。
なので、パワーポイントのスライドもいいですが華麗なるプレゼンテーションを成功させたいなら【自分】→『スライド』→【自分】と必ず自分とスライドを一定に保ちましょう。
ボディーランゲージの効果は絶大
プレゼンの場面では、身振り手振りを加えるようにしましょう。
棒立ちで無表情でプレゼンやスピーチをされても聞いてる側からすれば、なにも響きません。
さらに、一定の音程で話し続けられると、これまた退屈で眠たくなってしまいがちに。
そこで、伝えたい言葉やキーワードを強調したい時は、必ず手で仕草を足すとか声のトーンを変えてみましょう。
「2位です」という時は、2本の指を立てて2を表現する
「小さいです」という時は、親指と人差し指で表現します。
さらに、大きい物を表す時は、両手を大きく広げてダイナミックを表現しましょう。
声のトーンで印象を与える
・信用して欲しい場面では、声のトーンを低くする
表情で印象を与える
じつは、聞き手は真っ先に顔を見ます。
なので、
・自信に満ち溢れた表情
・爽やかな笑顔
・清潔感を出す
これだけで好印象を与え、聞き手も良く聞いてくれるようになります。
プレゼンの構成を考えるクセをつける
「このプレゼンは一言で言うと何が言いたいのか?」を考えて作りましょう。
最低限このプレゼンや資料で「何を伝えたいのか?」は把握しておきましょう。
文章でも話し方でも相手のことを思いながら構成を考えないと、自己満足で終わってしまいます。
ただの自己満足で終わってしまうと、せっかく費やした労力が水の泡に・・・
なので、相手本位の文章やスピーチを意識しましょう。
さらに、簡単で相手にとってわかりやすくを心掛けましょう。
魅了するパワーポイント作り

少し抵抗があるかもしれませんが、黒い画面を活用しましょう。
スライドに何も映さない・・・スピーチ力が試されますが、その効果は絶大です。
なぜなら、スライドが黒ければ自然と聞き手はプレゼンターに注目するからです。
1枚のスライドに1キーワード
1枚のスライドに、1キーワード以上入れないようにしましょう。
多すぎる情報は聞き手の集中力が乱れ、聞き手が疲れてしまいます。
なので、スピーチとスライドの割合に注意しましょう。
・プレゼンターが主でスライドが副〇
文字は大きく見せる
できるだけ文字は大きくして、パッと見ただけで誰でも読めるようにしましょう。
スピーチの場でダラダラと長い文章を見せられても、心に刺さることはないでしょう。
リハーサルやイメージトレーニングは当たり前体操
プレゼンテーションをする際は、十分にリハーサルを重ねることでしか良いプレゼンは生まれません。
なぜなら、十分なリハーサルやイメージトレーニングをすることで、表情に自信が出て、声が聞き取りやすくなり、スライドの資料にまとまりが出ます。
なので、リハーサルやイメージトレーニングはいいことしかありませんよね?
一応確認ですが、万が一「ぶっつけ本番!」なんて考えがあるなら今すぐゴミ箱に。
あと、予想できる質問などは回答を用意しておきましょう。
否定的な質問や反論に対してあらかじめ答えを想定しておくと、実際の場面で堂々と答えることができるでしょう。
もし答えられそうにない時は、「次回のプレゼンのテーマにします」や「後ですぐ調べて連絡します」というようにフォローできるようにしましょう。
じつはあった!上がりにくくするプレゼン方法
その場でジッと直立で話すと緊張して、上がりやすくなります。
なので、できるだけジェスチャーを使い、その場で直立することをヤメてみましょう。(ソワソワ歩きまわるのは違いますよ)
それだけで、表情の変化も出しやすくなるし、声も出やすくなります。
動くことのメリットは5つあります。
・リラックスできる
・メリハリをつけれる
・表情に変化をつけれる
・ダイナミックな表現ができる
協力者を募る
プレゼンをスムーズにするために、協力者を事前に用意しましょう。
・プレゼンを盛り上げてくれる協力者
会社での会議資料などは、事前に上司に一度目を通してもらい、指摘箇所があればそこを直して会議での発表時に、「この○○の部分は部長のお力をお借りしました」などと一言加えて発表すると突っ込まれにくく、信頼のある資料とも受けとめられます。
【スピーチの秘策】質問を盛り込む
「ここで大事なことは何だと思いますか?」と質問し、3秒間ほど間を開けてから自分で答えを言います。
「そうですね、コスト削減ができるということですね」という感じに。
質問しといて、自分で答えることが重要です。
なぜなら、聞き手の多くが質問された時に「当てられたらどうしよう」と言った感じで嫌がります。
心当たりはありませんか?
プレゼンの場や会議で突然、観衆に向かって質問をして大スベリしているプレゼンターを・・・
なので、プレゼンで質問を盛り込む時は、「どうですか?」→3秒沈黙→「違いますよね?」とか、「A案とB案、どちらの案がいいでしょう?」→3秒沈黙→「そう、A案ですね」と自分で質問して自分で答えるという方法を使いましょう。
重要で伝えたいことは繰り返す
とくに繰り返すポイントは、キーワードなど単語や短い言葉。
例えば「今月の売り上げは3,000万円になりました。3,000万円です」など。
伝え方にもよりますが、伝えたいことは繰り返し言いましょう。
人の記憶力は悲しい
会議、プレゼン、セミナー、研修などで体験したのは、人は100%すべてを記憶していないということです。
覚えが悪い人への教え方【具体的な方法】
つまり、プレゼンテーションの最後はまとめや要約を必ず盛り込みましょう。
最後のシメで復習すれば、伝えたいことも記憶に残りやすくなります。
元気が出る言葉3Sを使う
ポジティブで元気が出る言葉を使いましょう。
・スゴい
・素晴らしい
ポジティブで明るく前向きになれるような言葉を使いぜひ、プレゼンテーションで人を魅了してくださいね。
今回のプレゼンの極意は、
・スライドの文字を棒読みしない
・ジェスチャーやボディーランゲージを使う
・構成を考えて「何を伝えたいか」を明確にする
・声のトーンや表情も意識するためにリハーサルをする
・直立不動でスピーチしない
・協力者を募る
・自問自答できる質問を盛り込む
・伝えたいことは繰り返す
・前向きな言葉を使う
以上、長くなりましたが、これであなたもスティーブ・ジョブズのようになれますよ(笑)
・・・ってそんな誰でもすぐになれたら苦労はないですよね。
ですが、華麗なるプレゼンテーションへの道は『相手のことを考えて、リハーサルを重ねていく以外に道はない』ってことがわかっただけでもヨシとしましょうね。