【やさしい心理学】忘れものを防ぐ5つの法則

【忘れ物が多い】を心理学の視点から、具体的な解決策を教えます。


このブログを読んでいるあなた。

もし、いま、電車やバスに乗っている間の暇つぶしに読んでいる最中だったら、カバンや傘を手に持っていませんか?

『ちょっとのあいだ』と思ってその辺に置いていると、きっと忘れて帰る事になりますよ。

だって、この記事を読んでるってことは、忘れ物が多くて困っているからですよね?

とりあえず、ろんろんブログをブックマークにして、家に帰ってからゆっくり読みましょう(笑)

【記憶】にはいろいろな種類がある

ヒトの行動の多くに【記憶】がかかわっています。

ただし、ひと口に記憶といっても、じつは様々な種類があるんですよ。


記憶を大きく分けると5つあります。

・条件反射
・熟練技能
・認知的技能
・エピソード記憶
・意味記憶
1つずつどんなものか、見ていきましょう。
 

条件反射

『条件反射』とは、たとえば梅干しを見るとよだれが出るといった種類のものです。

過去に梅干しを食べたことがあって、「酸っぱかった」という記憶があるため、よだれが出てきます。

 
ろんろん
だから梅干しを食べたことがない外国の人は、梅干しを見てもよだれが出ないんですよ。

熟練技能

『熟練技能』というのは、熟練のパン職人がスケールを使わずにパンを正確な量に切り分ける、といったものです。

それまで数えきれないほどパンを作ってきた記憶があるからこそ、このようなことができます。

認知的技能

『認知的技能』とは、数式の計算など、一定のルールに基づいて一連の手続きを実行することです。

九九なんかがこれに当てはまります。

日本人の多くの人は、九九を指を使わずに答えられるはず。

エピソード記憶

『エピソード記憶』とは、自分が体験した思い出のことです。

子どものころに親に叱られたことや、旅行に行ったことから、朝食になにを食べたかまで、すべてこれに当てはまります。

エピソード記憶は自分にとってインパクトが強かったものほど強烈に記憶に残ります。

そのため、家族で同じ体験をしていても、全く違う記憶として残っていることもよくあるんですよ。

たとえば家族旅行で、自分は雨が降っていたことをよく覚えているのに、家族はそのことをまったく覚えていなかったり。

一方、家族は食事したレストランでメニューの内容まで細かく覚えているのに対し、自分は何を食べたかまったく覚えおらず、話が食い違う・・・なんて経験をしたことがある人も多いでしょう。

意味記憶

『意味記憶』というのは、様々な情報の記憶のことです。

意味記憶はここからさらに3つの『感覚記憶・短期記憶・長期記憶』に分けられます。

感覚記憶

光や音などの外部からの情報を受け取ったとき、その情報が何を意味しているかを判断するまでの10分の1秒以下のあいだ記憶しているものです。

短期記憶

電話番号を入力するまでの間にとどめておくといった一時的な記憶のこと。

長期記憶

実家の住所のように、知識としてしまい込まれている記憶です。

始めてかけた電話番号も、何度もかけるうちに『短期記憶』から『長期記憶』となっていきます。

【やさしい心理学】忘れものを防ぐ5つの法則

記憶の種類を理解したら、次は忘れ物を予防する対策を身につけましょう。

メモやチェックリストを作っておく

出先で必要なものを家に忘れることが多い人はメモやチェックリストを活用することで、忘れ物を防ぐことができます。

置く場所や入れる場所をちゃんと決める

外出先でスマホをよく無くす人にオススメの方法です。

外でスマホを使うときはたいてい、他のなにかを並行して考えていることが多い。

そのため、手帳などを使う時に無意識の内にスマホを横にポンと置き、そのままスマホのことをすっかり忘れてしまうのが、なくしてしまう原因です。

最悪の場合、新幹線に乗った時に前の座席の背の部分にある網ポケットに入れ、忘れたまま下車する・・・なんてことになりかねません。

スマホを忘れないためには【ちょっと横に置く】をやめて、その都度カバンやポケットに直す、これが1番です。

カバンかポケットに入れる、というルールを作っておけば、「スマホがない!」となったときに、すぐ探して見つけやすくなりますよ。

一緒に使うものはひとまとまりにする

飛行機や電車で忘れ物をする人にオススメです。

傘はひじ置きに、カバンは足元に、重い荷物は荷物棚に・・・と荷物を分けて置くと忘れる可能性が高くなります。

それに、荷物を手元以外の場所に置く、というのは日本が比較的治安のいい国だからできる行為です。

海外ではあっという間に持っていかれるので、注意が必要です。

手荷物はなるべくひとまとめに、目に見える範囲の量にセーブしておきましょう。

『あとでやろう』ではなく、すぐやろう

スーパーのレジで「あ!お金入れるの忘れてた!」なんてことがよくある人にオススメの方法です。

レジで支払いを使用と財布を上げると、現金が入ってない・・・!

意外と多くの人が経験済みです。

買える分だけ商品を減らしたり、お金を取ってきますとレジの人に伝えたり・・・正直に話すのもよいでしょう。

しかし、いい年をした大人としては少し恥ずかしいですよね。


もし、出先でお金を入れ忘れた!となるたびにATMでお金を降ろしているなら、それはめちゃくちゃもったいない!

よくATMを利用する人の1年間で支払うATM手数料の料金は約2,980円と言われています。

本来あなたが自由に使えるはずのお金が、うっかりミスでなくなっていくんですよ。そんなもったいないこと、今すぐ回避できるようにしましょう。

解決策はひとつです。

ずばり、お金をつかった日の夜にすぐに補充をすること。

そして家を出る前に財布の中を確認することです。

こまめにチェックすることが、お金を入れ忘れ防止になりますよ。

道具を上手く活用しよう

お茶を沸かしているのをうっかり忘れて長時間火をつけたままだった・・・なんて人にオススメです。


晩ご飯の時間、さぁ白米をよそうぞ!と炊飯器を開けたらご飯を炊いてなかった・・・なんてことありませんか?

お米って、洗った後、水に浸しておくと美味しく炊きあがりますよね。

でも、水に浸して炊くのを忘れるくらいなら、すぐに炊飯ボタンを押してしまいましょう。

また、予約ボタンを活用するのも1つの手です。


ガスを使っている場合は、キッチンタイマーを利用するといいでしょう。

最新情報をチェックしよう!