この記事は、日本に住んでる前提でお話します。
日本は世界と比較しても、湿度が高い国として有名ですが、梅雨の時期になるとさらに湿度が高くなります。
なので、日本で家を建てる際は、地面から底上げして家を建てるのが一般的です。
玄関に段差があるのは、底上げしているためです。
風通りをよくして湿度を下げ、カビが発生するのを防ぐ役割があるのです。
カビを吸い込むと、人の体には悪影響ですからね。
先人の知恵ですね。
現代でも底上げの方法で建築されているので、やはり日本で住むには湿気を気にせずして健康はならずですね。
そこで今、湿気を取ってくれて自ら呼吸すると言われている『漆喰』が密かにブームになってるのはご存じでしたか?
とはいえ、漆喰って聞いたことあるけど、いまいちピンときませんよね。
「漆喰って何?」と聞かれたら答えづらい・・・
なので、この記事では漆喰について簡単に解説しますので、ぜひこの記事を読んで漆喰を理解して漆喰だけでなく『部屋の湿度』について気にかけてみませんか?
湿度自体を下げる方法はいくつかあります。
エアコンや除湿器などなど、その内の1つが漆喰です。
この中で漆喰は自然由来で人体にも優しい素材で、漆喰をカベに塗るのはメリットしかなかったので、この記事を読んで漆喰の壁にDIYをしてみませんか?
漆喰とは何?今また漆喰のブームがきている

漆喰とは一般的に消石灰「水酸化カルシウム」と言われています。
『消石灰』とは石灰石(サンゴ礁の群生が地殻変動で陸地になった場所から採掘できる鉱石)を焼いて水を加えたモノです。
『消石灰』につなぎとして、のりや粘土・すさ(繊維質)を水で混ぜ合わせたら漆喰になります。
さらに、漆喰の性質で多くの人に好まれているのが、【シックハウス症候群】となるホルムアルデヒドの有害な物質を吸着して分解してくれる働きがあります。
なので、まだ抵抗力がない小さなお子さんやご高齢の方、ペットを飼っている方など幅開く支持されています。
漆喰とは呼吸する壁
漆喰のカベにする最大のメリットは、漆喰が勝手に部屋の湿度を調整してくれるということです。
「呼吸している」とも表現されているほどです。
梅雨の時期には湿気を吸い込み、冬の乾燥する時期などには部屋の湿度を自然に調整してくれます。
なので、カビやダニの発生を抑えてくれます。
部屋でカビやダニと生活を共にするのは、できるだけ避けたいものです。
カビを吸い込み続けると人体に悪影響
カビは人体に悪影響を及ぼす危険性が以前から言われていますが、最近の研究でアルツハイマー型認知症に深く影響していると研究結果が発表されました。
さらに、カビやダニはアレルギー反応を引き起こすので、吸い込み続けるのは避けなければいけません。
漆喰と珪藻土の違い
漆喰と珪藻土はかなり似ている性質のためよく分からないですよね。
簡単に解説すると、【漆喰は自然に固まる性質】で【珪藻土は自然には固まらない性質】を持っています。
なので、漆喰の方が性能としては優れていますが、家の中で使用する分にはどちらでも問題はありません。
とはいえ、壁に施工するなら漆喰の方が長持ちするでしょう。
漆喰は施行もメンテナンスも簡単
日本のカベにはビニールクロスの壁紙が採用されることが一般的ですよね?
今このブログを読んでくれているあなたの部屋の壁紙を見てみて下さい。
ほとんどの方がビニールクロスの壁紙でしょう。
ビニールクロスの壁紙は、劣化が早く定期的に張り替えてあげる必要があります。(変色したり、ひび割れをおこしたり)
さらに、お子さんがいる家庭では、壁紙が破られたり、落書きをされてしまうなんてこともあります。
では漆喰はというと、長期間経ってもほとんど見た目に変化はなく、静電気をためこまない素材なので、ホコリやゴミが付着しにくく汚れにくいのが特徴的です。
さらに、お子さんに落書きされたとしても上からサッと薄く漆喰を塗ればOKです。(やすりで削ってもOK)
ひび割れなんてパっと割れてる部分を塗るだけでOKです。
部分補修用に少量で販売されているのも便利ですね。
漆喰もカラーバリエーションが豊富でオシャレに

ひと昔前までは、白色か灰色しかなかったのですが、漆喰の機能性が評価され漆喰の人気が出てる今、メーカーから様々な色のバリエーションが出てきています。
淡い感じの色味が多く、とてもナチュラルな感じに仕上げられオシャレに変化を楽しめます。
塗り方次第でオシャレ度アップ

同じ素材で、様々な形状や模様をつけれるのもブームの1つです。
・扇形にして模様をつけるのか?
・レンガ調に模様をつけるのか?
アルカリ性で消臭効果もある
トイレの臭いやタバコの臭いにカビの臭い、さらにはペットの臭いも吸収してくれます。
少しでも生活臭を抑えることで、快適な生活を送れますね。
耐火性にも優れている
漆喰は、建築基準法で不燃材料にも指定されています。
燃えにくい素材なので、部屋に火が発生してしまっても部屋全体に燃え広がりづらく防火対策にもバツグンの素材です。
安心で安全で自然に近い漆喰を壁に施工する
漆喰を知った際に、自然に部屋の湿度を調整してくれるなら安心で便利。
耐火性もあって安全で、長期間においてもメンテナンスが楽だと思ったので、漆喰を塗るという選択肢以外なかったですね。
もしあなたが今、「部屋の壁紙を張り替えたいな」とか「なんか模様替えしたいな」っと思った際は漆喰のことを思い出して、候補に入れてみるのも悪くないですよ。
部屋の壁に漆喰を塗る方法【ナチュラルリメイク】