社会保険ってどんな制度?何のサービスが受けられるの?【1人の生涯でいくら払うのか】

社会保険ってどんな制度?何のサービスが受けられるの?【1人で生涯いくら払うのか】

楽しい楽しい給料日・・・と思いきや、頑張って稼いだお給料からカナリの金額の社会保険料が引かれていてガッカリ・・・なんてことありませんか?

社会保険料が高!す!ぎ!る!(米倉●子さんのスマホCM風)

 
ろんろん
毎月のわたしの心情です。

そもそも社会保険って何!?

何にそんなに引かれていて、わたしたちに何の恩恵があるのか。

社会保険料はサラリーマンだと毎月キッチリ給料から差し引かれますが、社会保険サービスを受けるのには申請をしなければ安くサービスを受けたり、1円たりとも払ったお金は返ってきません。

つまり!知識がないと搾取されるだけで還元は一切されないのです。

自分のお給料から毎月引かれている社会保険料について知識をつけ、理解を深めて利用できる制度は利用できるようになりましょう。

社会保険ってどんな制度?何のサービスが受けられるの?

社会保険料は大きく分けて4つあります。

・健康保険料
・厚生年金保険料
・雇用保険料
・介護保険料
これらがなんのためにあるのかじっくり学んでいきましょう。

社会保険料はなんのために支払うのか

社会保険とはその名の通り、もしものリスクに備えるための保険です。

健康保険料医療費の一部の担うため(病院代の7割負担)
厚生年金保険料老後や障害死亡時に年金をもらうため
雇用保険料失業した時に給付金をもらうための財源
介護保険料老後に介護サービスを安く受けるため

病気になったり、仕事を失ったり、介護サービスを受けるかもしれないリスクは誰にでもあるので、そのために備えて毎月のお給料から社会保険料が引かれています。

健康保険料

健康保険に加入していると、病院での支払い負担が年齢や家庭状況、身体状況に合わせて負担額が減ります。

また、手術や入院で高額な医療費になる場合、年収によって一定の金額で済む高額医療制度を受けられます。

ただし、病院の支払窓口で割引されるものではなく、申請をしなければ高額医療制度を受けることができません。

医師や看護師に高額医療制度を使いたい旨を伝えると申請書がもらえ、各自治体の申請先に申し込むことで、高額医療制度が利用できます。

 
ろんろん
盲腸の手術を受けた際に高額医療制度を利用しましたが、もっとカンタンに手続きができればいいのにと感じましたね。

厚生年金保険料

企業によって年金の種類・保険料が変ります。(公務員だと共済年金など)
会社で定年退職して仕事がなくなった時に生活できるように支払うもの。

厚生年金を支払っていれば、働いている人が亡くなった場合、遺族年金としてパートナーにお金が入るようになっています。

雇用保険

とつぜんの会社の倒産・退職などで失業した時に次の仕事を見つけるまでの間に生活できるようにするための保険です。

失業すると自動的に入金されるわけではなく、ご自身でハローワークに申請しなければいけません。

会社の倒産や解雇の場合は、ハローワークに申請すればすぐに支給開始されますが、自己都合の退職はハローワークに申請してから3ヶ月間は支給されないのでご注意を。

介護保険料

将来寝たきりや介助が必要になるとリハビリや介護サービスを受けることになりますよね。

そのとき、一部の負担のみで済むように支払う保険。

介護保険の支払いは40歳からの義務になります。

社会保険料って生涯いくら払うの?

社会保険料は働くすべての人が納める義務があります。

給料は社会保険料がガッツリ引かれた状態で支給されますよね。

社会保険料は1人の生涯でいったいいくら支払うのでしょうか?

23歳から定年まで働いて90歳まで働くとすると、その金額は5,336万円になります。

その内訳がコチラ↓

健康保険料約2,110万円
厚生年金保険料約2,937万円
雇用保険料約92万円
介護保険料約197万円

ただし、年収や家族構成によってはこの数字は大きく変わってきます。

単純計算にはなりますが、生涯年収のおよそ3分の1は税金と保険料で持っていかれることになります。

ronronblogでは、民間の保険や子どもの学資保険に入る必要がないと言っているのも、国の保険制度があるためです。

病院は健康保険で7割負担してもらえるし(子どもは無料か少額の負担)手術や入院も1年の内何度もない限り保険料を支払い続けるよりは少額で済むためです。

保険料の節約についてくわしいことはコチラ↓の記事に書いています。

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社会保険料を払わなかったらどうなるの?

社会保険の支払いは国民の義務なので、保険料を支払わないと、例えば保険証が使えなくなり、病院に行けば医療費は全額負担になったりします。

それだけではなく、お金はあるのに支払いを拒否すると銀行口座の凍結なども行われます。

高齢者が増えて財源が厳しいためか、近年取り立ては強化されています。

お給料からガッツリ引かれる保険料を見ると悲しくはなるし、社会保険料の支払いからは逃げられないので、せめて社会保険がなんのために使われるのか、自分達はどんな恩恵を受けられるのかをまとめました。

社会保険は巡り巡って将来の自分に、社会のために貢献できている・・・と思えば、多少は納得でき・・・で・・・でき・・・できたらいいですね。

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